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フレディ・マーキュリーの少年時代 ~ そういえば おかしな噂がありました

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    書いそびれていた「フレディ・マーキュリー孤独な道化」が再発されたと知り、すぐに取り寄せました。

     

     


    フレディ・マーキュリー~孤独な道化~

     

     

    映画「ボヘミアン・ラプソディ」を2度観て、ネット情報を追ううちに、何故か私はフレディのインド時代に興味を惹かれるようになったんですね。どうやらこの本には、ザンジバルやインド時代のフレディについての証言も載っているらしい、と知って、飛びついたわけです。

     

    昔、リアルタイムでクイーンを夢中で聴いていた頃には全然思いつかなかったのですが、最近、年齢と共に次第に物事を俯瞰して見られるようになってきたせいか、フレディのインド時代というのは過酷なものだったのではないかな、と思うようになってきたので。

     

    大分前に、それこそ上京して(笑)、確か新宿の映画館で観たフレディの伝記映画は、確かこれだったと思います。

     

    「フレディ・マーキュリー歌と人生を愛した男」

    https://movie.walkerplus.com/mv35486/

     

     


    ラヴァー・オブ・ライフ、シンガー・オブ・ソングス [DVD]

     

     

    その映画では、フレディがセント・ピーターズ英国国教会学校入学の為にインドに向かったのは4才の時で(どうもヨーロッパでは学校に入学、卒業する年齢が皆んな一緒という訳ではないようですし、小学校は4才から入学出来るようです)、しかも1人で船と汽車を乗り継ぎ2ヶ月の長旅の末に寄宿舎にたどり着いた、ということになっていました。

    それを見ながら私は、今の旅客機同様、当時の客船や汽車(多分まだ電車ではなかったと思います)にも、同伴者のいない子供をケアするサービスがあったのだろうと思っていましたが。

     

    一方「フレディ・マーキュリー孤独な道化」の方では、フレディがインドに渡ったのは8才の時で父親に付き添われていた、とあります。入学というより、編入だったようですね。

    それ以前はザンジバルの小学校に通っていたと。

    筆者がフレディの家族や親戚に取材した上で書いているので、多分、こちらの方が正しいと思われます。

     

     

     

     


    フレディ・マーキュリーの遺産に関する変な記事

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      フレディ・マーキュリーの元恋人、後にパーソナルマネージャーとして彼を最後まで支え続け、フレディの遺産相続人となったメアリー・オースティンの変な記事を見つけたのですが、こんなことを本当に彼女は言ったのでしょうか??

       

      フレディ・マーキュリーの生涯の恋人、メアリー・オースティン

       

      −−フレディの死後、彼女とクイーンとの関係は悪化する。バンドのメンバーがメアリーに対して反感を抱いたのは、フレディの遺産の半分が彼女の手に渡ったことと無関係ではないようだ。推定2000万ポンド(現在のレートで約28億5000万円)と言われる彼のロンドンの住居「ガーデン・ロッジ」も彼女が相続した。「フレディはこの家について、私が思っている以上に大変な問題になると言っていました」と、メアリーは2013年、『デイリー・メイル』紙に語っている。「クイーンの残されたメンバーがあの家を相続していたら、どう分割するかで揉めて仲違いしたに違いありません。私には理解できないことだけど。だって、ただのレンガとモルタルの塊に過ぎませんから」

      (引用終わり)

       

      どう読んでも、クイーンのメンバーがフレディの遺産を相続しようとしたとしか思えない文章ですが、普通そんなこと有り得ませんよね?

      フレディには両親も妹もいましたから、遺言もないのに赤の他人のクイーンのメンバーが、彼の遺産を相続出来る訳がありません。

      また、クイーンのメンバー達は、そんなことも分からないような人達ではない筈ですし。

       

      もし本当にメアリーとクイーンのメンバーが、フレディの遺産絡みで不仲になったとすれば、メアリーが印税とか肖像権とか、そういったものを相続していて、その際にクイーン側に何か不満を訴えたとか、そういったことだと思うのですが?

      今ちょっと忙しくて、辞書片手に元記事を探す余裕がないのですけど。

       

      まあ、所詮タブロイド記事、なのかも知れませんけどね。


      フレディ・マーキュリーが足を切断していた??

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        最近、フレディが片足を切断していた、というネット情報を目にすることがあるのですが、これ、本当なんでしょうか?

        確かに、フレディのパートナーのジム・ハットンの著書、「フレディ・マーキュリーと私」に、晩年のフレディは、右足の付け根やふくらはぎに出来た大きな傷(おそらく壊疽なのでしょうが)に悩まされていた、という記載はありますが、亡くなる数日前、階段を登る力さえなくしていた時でも、人の助けを借りずに立とうとしていた、とありますし、別に義足をつけていた、という記載もないのですが…?

         

         


        フレディ・マーキュリーと私

         

         

        それに、何処で読んだのかは思い出せないのですが、"I'm going slightly mad"のPV撮影時に、足を悪くして悩んでいたはずのフレディが、そんなことを全く感じさせない様子で、四つん這いで素早く移動して見せたのに驚いた、というような記事を、私は読んだ覚えがあります。

         

         

        改めてPVを見てみると、フレディは四つん這いで歩いたり膝立ちになったり、跪いたり軽快にステップを踏んだりと大活躍ですね。

        この動きは、足を切断していては出来ないんじゃないかな?という気がするのですが。

         

         

         

         


        クイーンはファミリーではなく黄金を生む鵞鳥だった?

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          映画「ボヘミアン・ラプソディ」がまさかの大当たりで、TVや雑誌で毎週のように特集が組まれ、大変なことになっています。

          毎週のように映画館に観に行っている方もいるようですね。

          私も近所の映画館で2度観ていますが、もう一度、今度は応援上映に行きたいと、旦那を説得中です。

          若くもないのに、この寒さで、電車やバスを乗り継いで30分以上かかる映画館でしかやっていない上、夜の時間帯しかない応援上映は止めておけ、と言われてますが…。

           

          …確かに、

          「いい年をして、無理して映画を観に行ったおかげで風邪ひいて、パートや家業を休みました。」

          なんて真似は、しないに越したことはないですよね…。

          ………うーん…。

           

           


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          私はこの映画は、「フラッシュ・ダンス」「フェイム」「ストリート・オブ・ファイヤー」といった、音楽の良さで魅せる、80年代アメリカの青春映画へのオマージュ、として見ています。

          クイーンの伝記映画として見ると、首を傾げるところが沢山あるので。

           

          この映画では、クイーンが、本国イギリス、ヨーロッパ、日本、南北アメリカで成功を収めた後、フレディのみが疲弊して、問題行動に走ったことになっていますが、実際には、映画の中でフレディが抱えていた問題は、メンバー全員が抱えた問題でもありました。

           

          レコーディング、ツアー、レコーディング、ツアーの繰り返し、しかもツアーはワールドツアー、という中で閉塞感に押し潰されそうだったのは、フレディだけではなく、メンバー全員そうでした。

          だからクイーン全員がソロでの活動を始めたり、悪名高い金のかかった趣味の悪いパーティを催しては、浴びるようにウォッカを飲んだりし始め、メンバーによってはドラッグにも手を出していたようです。

          80年代には、ブライアンとロジャーの仲は解散を囁かれる位に険悪になり、ジョンは失踪したり、ライブの最後にベースをアンプに叩きつけたりと、人が変わってしまったと噂され、フレディは、最期を看取ったパートナーのジム・ハットンと出会う前は、度を越した夜遊びと浪費で有名だったようです。

          ジム・ハットンは、クイーンのメンバーからも一目置かれていたようですね。

           

          ツアー中は、何千、何万のオーディエンスから熱狂的に迎えられながらも孤独感に苛まれ、ブライアンが後に

           

          「信じられない程飢えていた。」

           

          と表現するような大きな孤独感やストレスを抱え、スーパースターの頽廃に陥ったクイーンの解散は、時間の問題と言われていました。

           

          当時のクイーンのネガティブな情報は、日本のメジャーな洋楽雑誌では取り上げられることは殆どありませんでしたが、ロンドンに特派員を置いていた「イン・ロック」は、本国イギリスからの、所謂取れたての情報というのを、よく載せていましたっけ。

          そこに、

           

          「クイーンサウンドは、4人揃って初めて起きるマジック。

          ソロでは、あのフレディ・マーキュリーでさえあまり奮わない。

          クイーンの内情は、いつ解散してもおかしくはない状況だが、ビジネスとして成功し続ける為に解散はしないとメンバーは語っている。」

           

          というような記事を、よく見かけました。

           

          確か、解散しない理由として、

           

          「黄金を生む鵞鳥を殺す必要はない。」

           

          というようなフレディ・マーキュリーの発言も載っていたと思います。

           

           

           


          グレッグ・レイク2周忌_ブライアン・メイとの関係は?

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            今日12月7日はグレッグ・レイクの命日ですね。2周忌になりますか。

             

             


            Lucky Man: The Autobiography

             

            グレッグの自伝を入手してから1年以上経ちますが、何やかやで忙しくて、未だに読み終えていません。

            実は私、まだ辞書なしでは読めませんので、翻訳本が出ないかなぁ、と内心思っています。

             

            生前グレッグはドキュメンタリーフィルムを作っていた、という情報もあるようです。本当であれば、是非DVD化して欲しいですね。

             

            In Remembrance of a Lucky Man,Greg Lake: 1947-2016

             

            ところで、一昨年グレッグがガン(末期の膵臓ガンだったようです)で死去した際、クイーンのブライアン・メイが自身のHPのbri's soapboxに、奇妙な書き込みをしていたのを、私は覚えています。

             

             

            "Greg Lake

             

            RIP

             

            Bri"

             

             

            という、異様な程素っ気ないもので、一体ブライアンはどうしたのだろう、と思ったものでした。

             

             


            キャンドルライト・コンサート~ライヴ・アット・モントルー 2013(完全生産限定盤) [DVD]

             

            考えてみると、ミュージシャンとしてはあまり接点がなさそうなブライアンとグレッグですが、2人共人権保護、動物愛護の活動をしているようです。

            また、ブライアンは何年か前に、ガンの疑い有り、ということで精密検査を受けています。

            そうなると、要定期検査、となることが多いので、2人が同じ病院に通っていた時期があったとしても、不思議ではないように思えますが。

             

            ブライアンは、グレッグとそういう所で接点があったのかも知れませんね。そして、グレッグが自分の病気を公表したがらないことを、聞いていたのかも知れません。

             

            グレッグは晩年、信頼できるジャーナリストだけに自分の病気を明かし、そのジャーナリストは、彼が亡くなるまで、その際のインタビューを公表することはありませんでした。

             

            Greg Lake opened up about the joy of music in emotional last interview

             

            ブライアンは大抵、接点のあるミュージシャンの訃報を知ると、そのミュージシャンと自分がどういう関わり合いがあったか説明しながら追悼文を書いています。しかしながら、グレッグの訃報を知った時には、彼の意思を尊重しようとして、何も書かずにいたのかも知れません。

             

            もしそうだとすれば、あの素っ気ない追悼文は、いかにもブライアンらしいように思えます。

             

             

             


            このフレディだけは何とかして欲しい…映画「ボヘミアン・ラプソディ」

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              映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット中で、TVニュースで取り上げられるわ、週刊誌に載るわ、洋楽専門誌は特集を組むわで、大変なことになっています。

               

              私も2度観に行って、もう一度観たいと思っている方なんですが、ちょっとあのシーンだけはない方がいいんじゃないか、と思うところがあるんですよね。

               

              (以下、ネタバレです)

               


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              クイーンがまだ無名時代、フレディの実家で、クイーンの面々、メアリーとその父親、フレディの家族でのバースデイパーティーのシーンがありますが、そこでフレディがメアリーに暴言を吐くと、メアリーに

               

              「父は唇が読める。」

               

              と注意されます。

               

              後で知ったのですが、メアリーの父親は聴覚障害があったようなんですね。

              映画の中のフレディは、そういう人の前で、どうせ聞こえはしないからと、下品なジョークを吐く人間として描かれているわけです。

               

              …ちょっとこれはないんじゃないかな、と…。

               

              実際のフレディは、映画のような問題児ではなかったことは、関係者が証言していますし、映画として見ても、こういうのはいかがなものかと思うのですが。

               

               

               


              映画「ボヘミアン・ラプソディ」ー伝記ではなく70年代~80年代の若者へのオマージュ

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                昨日、二度目の「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。 

                 

                 


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                正直、クイーンの伝記映画にしては余りにも事実と違う内容で、私のようなクイーンおたく的なファンには、しっくり来ないところも多い映画です。 

                フレディの信奉者的なファンなら 
                「冒涜だ!」 
                と思ってもおかしくない位、ラミ・マレック演じるフレディは、性格が違います。 
                ブライアンやスタッフ達の話では、実際のフレディはあんなトラブルメーカーではなく、温厚な大人で、しかもクイーンの中では一番年上だったので、自然とリーダー的存在になるタイプだったようです。 
                鋭角的な顔立ちのフレディに比べて、童顔で目の大きい、ラミ・マレックのキャラクターに合わせる必要があったのかも知れませんが。 

                 

                 


                【映画パンフレット】ボヘミアン・ラプソディ BOHEMIAN RHAPSODY

                 

                 

                そもそも、クイーンがロックスターとして生き残る中で抱えてきた問題は、映画にあるような単純なものではなかったようです。 
                お陰で、精神を病むことなく生き残れたメンバーはロジャー・テイラー1人だけ。 
                フレディはエイズの治療法がない時代に、めちゃくちゃな夜遊びに走って寿命を縮め、ジョンはアルコール依存と、頼りにしていたフレディの死を乗り越えられず、ロジャーから「ソシオパス」と呼ばれる引き籠りに。 
                ブライアンも90年代には鬱に苦しみ、どうやら今もパニック障害を抱えているらしい。 
                何故私がこんなことを知っているかと言えば、鬱と戦い内省的だったころのブライアンが、インタビューで、こんなことしか語っていなかったからですし。 

                なのに、何故か私はこの映画がとても好きで、元気が出るから何回も見たい、と思うわけです。 
                昨日も何やかやと忙しかったのですが、 
                「何が何でも今日行く!」 
                と2度目の"BO-RHAP"を強行してしまいました。 


                それで思ったのですが、この映画は、元々クイーンの伝記映画ではなかったのではないかな、と。 
                むしろ、クイーンと70年代~80年代の若者へのオマージュ、とでも呼べばいいのか…そういう風な映画なのではないかと。 

                もしそうだとすれば、70年代が10代、80年代が20代にほぼ当てはまる私などは、ターゲットとして、どストライクなわけです。 
                そういう世代から見たら、この映画は、例えば「フラッシュダンス」あたりと同系列の作品と感じるようにも思えます。 

                 


                フラッシュダンス[AmazonDVDコレクション]


                そう言えば、私は仕事の関係で、映画を観るのは平日の昼間になります。 
                そのせいもあってか、客席にリアルタイムのクイーンファンより更に年上の、70前後にしか見えない男女をよく見かけました。 
                そういう年恰好のクイーンファンがいてもおかしくはありませんが、案外あの人達は、この映画に70年代初頭の洋画と同じ匂いを感じて観に来たのかも知れない、などと思ったりしましたが。 
                若者の孤独や世の中の理不尽さを題材にして、なおかつ社会的ではなく、あくまでエンターテイメント主体の洋画が、昔は沢山あったように思います。 

                 


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                クイーンのメンバーの2人、ブライアンとロジャーは、この映画を観た後しばらくは何も言えず、その後 監督に
                「素晴らしい!」 
                と言ったたそうです。 

                多分、フレディも、この映画を好きになるんじゃないでしょうか? 
                「オレは若い頃でも、もっとしっかりしていたぞ!」 
                とか、文句のひとつも言うかも知れませんが。

                 


                11/9朝イチで 映画「ボヘミアン・ラプソディ」観てきました!(ネタバレ有)

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                  JUGEMテーマ:ROCK

                   

                  朝一番で観てきました!「ボヘミアン・ラプソディ」!!

                   

                   


                  ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

                   

                   

                  以降、ネタバレ有の感想になります。

                   

                  まず、クイーンの記録映画を期待する方にはお薦め出来ません。時系列を無視したところがありますので。

                  事実と違うエピソードも結構あります。

                  案の定、フレディはブライアンとロジャーの2人と、いささかドラマティックな出会い方をしています。友達の友達が友達になったようには描かれていません。

                   

                  また、フレディが「スマイル」のファンに、「パキ(スタン)野郎」と罵られるシーンがありますが、これは実際にはなかったのではないかなぁ、と。

                  確かフレディのアート・カレッジ時代の友人が、

                  「フレディもその家族も、本当に大人しくて静かだった。こちらが、もしかしたら本当に差別を受けているのだろうか、と思う位に。

                  何でもないことまで差別と感じていたのかも知れない。」

                  と語っていたりで、フレディは少なくとも友人達の間では、移民として差別されてはいなかった印象があるのですが。

                   

                  ちなみに、イギリス在住の人から見ると、フレディはパキスタン難民のように見えるらしいです。まあ、ペルシャ(イラン)系インド人なので、その間のパキスタン人のように見えても不思議ではないですね。

                   

                  (後で知りましたが、パキというのは、インド・パキスタン系に対する蔑称のようです。)

                   

                  案の定、トライデントとの軋轢は省略されていたりと、ビジネス面での問題やら、メンバー間の利権やら音楽やらステージアクトやらでの意見の衝突や喧嘩やら、そういうものは、実話通りには描かれていません。

                   

                  実際に映画を観てみると、ブライアン役のグウィリム・リーは本当にそっくり。フレディ役のラミ・マレックは、本人にそっくりというわけではないのですが、本当にフレディが乗り移ったかのような印象でした。ロジャーを演じるベン・ハーディは、あまり本人と似ていない、という前評判通りでしたが、表情がそっくりでした。逆に、ジョン役のジョー・マッゼロは、顔立ちは本人によく似ていましたが、本人と比べて表情が豊か過ぎる感じでした。

                   

                  思えば、30過ぎても女子高生のコスプレを堂々と着こなせたりと、いつまで経っても美少年だったロジャーの、そっくりさんを見つけ出すのは至難の業かも知れないですね。

                  いたとしても、ナルシスト然としたモデルか何かだったりするかも知れません。

                  若い頃あれだけのイケメンでありながら、ナルシシズムに走らず、茶目っ気たっぷりの威勢のいいロックンローラーだったロジャーというのは、なかなか面白い人物なのかも知れない、などと思ったりしてますが。

                   

                  私はこの映画は、押し潰されそうになりながらも、孤独に負けまいと戦い続ける若者の話だな、と思いました。

                  フレディの死後にソロ活動をしながら、クイーン時代の自分、あるいは自分達が、いかに孤独に押し潰されそうであったか、信じられない程に飢えていたかを語っていたブライアンを思い出し、涙が出てくるのには困りました。

                   

                  映画館の音響と暗闇の中で、大きなスクリーンで観るべき映画だと思います。


                  映画「ボヘミアン・ラプソディ」明日公開!

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                    JUGEMテーマ:ROCK

                     

                    映画「ボヘミアン・ラプソディ」、いよいよ明日公開されます。

                    昨日は来日したBo-Rhap Boysも登場したジャパン プレミアが行われたようですね。

                     

                    個人的には、ブライアン役のグウィリム・リーを、よくぞ見つけて下さった、と思っています。

                    20代から30代を演じられる年恰好の、ブライアンと顔立ち背格好、声や話し方まで、ここまでそっくりな俳優なんてよくいたものだと、初めて見た時にはびっくりしましたっけ。

                     

                    フレディ・マーキュリーを演じるラミ・マレックの演技が絶賛されていますね。

                    フレディになりきる為に、付け歯をつけて撮影したことが話題になっていますが、フレディが気にしていた出っ歯の原因となった4本の過剰歯というのは、親知らずのことではないでしょうか?

                    この言葉が最初に使われたのは、写真家ミック・ロックの"Blood and Glitter"だったと思いますが、確か欧米人には生えないので、欧米には「親知らず」という言葉がない、と聞いたことがあるような…。

                    実は私もそうなのですが、フレディも小学校高学年位の早い時期に親知らずが生えてしまって、歯並びが悪くなったのではないかな、と思ってますが。

                    ちなみに私は出っ歯にはならず、乱杭歯になりましたが。

                     

                     


                    Blood & Glitter

                     

                     

                    映画「ボヘミアン・ラプソディ」ですが、やはり映画ですので、トレーラーを見ただけでも事実と同じわけではないのは想像出来ます。

                    フレディとブライアン、ロジャーの出会いですが、フレディはスマイルのヴォーカル&ベースのティム・スタッフェルとは美術大学の同級生で、ブライアンとロジャーは友達の友達に当たるのですが、映画ではもう少しドラマティックな出会い方をしていそうですし。

                     

                     


                    Gettin' Smile + Obi

                     

                     

                    また、「ボヘミアン・ラプソディ」では、フレディが自分の病気を他のメンバーにカミングアウトするのは、「ライブ・エイド」の直前のようですが、実際にはアルバム「ミラクル」の前だったようですし。

                    マネージャーだったジョン・リードとの出会いも描かれているようですが、トレーラーの印象からすると、最初のマネージメント会社のトライデントとの確執は、はぶかれているかも知れないなあ、と思っていますが。

                    そうなると、「オペラ座の夜」レコーディング当時、クイーンのメンバーはトライデントに搾取された為に、金銭的に破綻しかけていて、解散引退を覚悟していた、なんて話も、出て来ないのかも知れませんね。

                    それに、80年代初頭のロジャーとブライアンの確執は有名で、フレディが緩衝材になったり、仲介役になったりしてくれなくては、下手をすれば解散していたかも知れない、というのは有名な話ですが、映画の中ではロジャーとフレディの確執になっていそうな感じがします。

                     

                     


                    Classic Queen

                     

                     

                    幸いにして、午後は無理ですが、明日の朝イチの放映は見ることが出来そうなので、最寄りの映画館に頑張って行こうと、現在準備中です。

                    勿論、一張羅のクイーンTシャツを着ていきますとも(笑)。

                     


                    森茉莉「曇った硝子」読みました

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                      JUGEMテーマ:読書感想文

                       

                      森茉莉の「曇った硝子」が安野モヨコ編「晩菊 女体についての八編」に入っていると知り、さっそく取り寄せて読みました。

                      個人的な感想ですが、書いてみたいと思います。

                       

                       

                      私が読んで最初に思ったことというのが、

                       

                      「なかなか物語の中に入っていけなくて、読み辛い」

                       

                      でした。

                       

                      確か、この「曇った硝子」は、森茉莉が室生犀星に見せたところ、

                      「これでは読者が入っていけない」

                      と批判され、それに森茉莉本人が、

                      「実は私も入っていけないのでございます。」

                      と応えた、と、「贅沢貧乏」の中のエッセイにあったと思うのですが。


                      贅沢貧乏 (1978年) (新潮文庫)

                       

                      初期の作品のせいか、森茉莉お得意の情景描写が、描写じゃなくて説明になっているんですね。

                      だから読者が、作品に書かれた情景を頭の中に思い浮かべて陶然とすることが出来ず、

                       

                      「これはねっ、こうでこうでこうなの!それでこっちはねっ、こんな風でこうなってこうなのっ!それであっちはこんな具合でこんな風!わかった!?」

                       

                      とか、まくし立てられたような気持ちになって、思考停止してしまうような…。

                       


                      女体についての八篇 晩菊 (中公文庫)

                       

                      この小説の内容は、はっきり言って醜悪なものです。

                      偉大な父を持つ、明治生まれの元令嬢だった一人暮らしの中年女から、前夫との間に生まれた長男と、前夫の後妻がグルになって土地と貯金を騙し取った。

                      しかも長男は妻がいるのに愛人を作り、元令嬢の中年女はこの愛人と仲が良かったので、逢い引きの場として自分の部屋を提供し、2人して長男と一緒に住むことを懇願していた。

                      この長男は文学者で肩書は立派でも、責任感というものがカケラもない、ヒモ体質を絵に描いたような男だった。

                      前夫の後妻はこの長男を思いのままに操ることで、体面を保てるレベルの生活を営んでいた、というような。

                       


                      父の帽子・濃灰色の魚 森茉莉全集 第1巻

                       

                      立派な学者のパッパに

                      「お茉莉は上等」

                      と言われて育った日々を心の糧にしていた森茉莉にとって、かなり辛いことだったと思いますが、そういう自分の心情について、作品内では全く触れられていません。

                       

                       


                      鴎外の子供たち―あとに残されたものの記録 (ちくま文庫)
                       

                       

                      森鷗外の三男、森類は「鷗外の子供たち」で家族や自分についてあけすけに語り過ぎて、姉の森茉莉、小堀杏奴に絶縁されています。

                      この辺の事情について、ネットで調べるとすぐに出てきます。

                      個人的には、森茉莉も小堀杏奴も、妙に自分の実家を神聖視していて、見栄っ張りでうわべを取り繕うのに必死なところがあるな、とも思ったのですが。

                       

                      これはあくまでも私個人の思い付きなのですが、もしかしたら森茉莉は、この実子とその義母の詐欺行為と、それに引っかかってしまった間抜けな自分を美しく昇華する為に、「恋人たちの森」「日曜日には僕は行かない」「枯葉の寝床」を書いたのではないでしょうか。

                       

                      自分も文学者という立派な肩書を持ちたい。でもこの時代殆どの育ちの良い女性は、今の中学レベルに当たる女学校しか出して貰えず、学者にはなれない。

                      だから小説の中の自分を男にする。そして、男になった自分は小説の語り手で、文学者の美丈夫である、という風に設定する。

                      しゃかりきに働くような野暮な真似は嫌だから、美丈夫は親の遺産で優雅に暮らしているという設定にして、自分の長男によく似た、贅沢好きでヒモ体質で、品のある美貌の嫩い男を扶養させる。

                       

                      そして、「恋人たちの森」では、美丈夫の年上の愛人で、老醜に悩む中年女に美丈夫を殺させる。

                      嫩者は悲しむが、すぐに元気を取り戻し、近いうちに別の寄生先を見つけそうな雰囲気の中でお話は終わる。

                      最初の作品では、美丈夫は自分と同じ、見捨てられた被害者となる。

                       

                      「日曜日には僕は行かない」では、どっちつかずの嫩者は、美丈夫に強く言われて婚約者の女性を裏切り、その母親もやり込め、最後には婚約者の女性を死なせた共犯者となる。

                       

                      「枯葉の寝床」になると、他の男に肉体的に惹かれている嫩者を美丈夫が殺し、その死体を誰にも見つからない所に隠して所有し、美丈夫は最後の作品を書き上げてから後追い自殺をする。

                       

                      不実な裏切者の、愛する長男を所有したい。そして最後には殺してしまいたい。

                      息子と共犯の、義母や妻といった卑しい女達も死なせたい。そもそも最初からそんなもの、存在しなければ良かったんだ。

                       

                      …というような心に秘めた願望を、森茉莉はジャン・クロード・ブリアリとアラン・ドロンの写真をモチーフに、作品として書いたのだとしたら…。

                       

                      森茉莉という人、自称する性格とは裏腹に、かなりネチっこい女性のような…。

                      ………うーん…。



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