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「ロックスターの英語」収録のブライアン・メイのインタビューから想うジョン・ディーコンのこと

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    JUGEMテーマ:ROCK

     

    英会話教材の会社アルクから、2012年の暮れに出版されたCDブックで、2011年3月14日収録の、ブライアン・メイのインタビューが収録されています。

     

     


    ロックスターの英語
     

     

     

    英文と日本語訳とで20ページ程のインタビューですが、クイーン結成当時のこと、駆け出しの頃のフレディ・マーキュリーのこと、アメリカ進出に最終的には失敗した理由、変化していくレコード業界のことについてブライアンが語っています。

     

    この、アメリカ進出に失敗した理由を読んで、

     

    「ジョンが音楽業界にいるのが苦痛になって、引退したのはこの辺のことも原因になっていたんじゃないかな?」

     

    なんてことを、私は思ったりしたのですが。

     

    ブライアンによると、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」、「地獄へ道づれ」のヒットにより、クイーンは一時期アメリカを掌握していたが、最終的には横道にそれてしまった。そんなことになったのは、3つの要因があったからだった。  

     

    1つは「自由への旅立ち」のビデオが全く受け入れられなかったこと。

     

    2つ目は、クイーンがアメリカで契約していたキャピタルレコードが、宣伝の為の贈収賄行為を一切しない、と決めると、同社がギャングから大きなしっぺ返しをくらい、その影響で、『ビルボード』誌のチャートで、60位から30位ぐらいまで行っていた「レディオ・ガ・ガ」が、翌週には忽然と消えていたこと。

     

    3つ目は、'80~84年にフレディのパーソナル・マネージャーだったポール・プレンターが、全米ツアー中に総てのラジオ局に対して、

     

    「フレディが『お前らなんか失せろ』と言っている。フレディは『お前らのことなんか何とも思ってやしない』と言っている。」

     

    というようなことを言って回ったおかげで、たった1回のツアーの間に、主にブライアンとロジャーが長年にわたり築きあげてきた、アメリカのメディアとの友好関係が崩されてしまったこと。

     

     


    クイーンと過ごした輝ける日々
     

     

    ポール・プレンターが何故か、クイーンの取材をしようとするマスコミに対して妨害まがいの真似をしていたことは、元『ミュージックライフ』誌編集長の東郷かおる子も著書に書いていましたっけ。

     

    この3つの要因と、ジョンの引退と、一体どういう関係があるの?と、言われそうですね。

    何と言いましょうか、私にはどうも、ジョンのようなタイプの人−−ミュージシャンとして成功して、スーパースターと呼ばれ、コンポーザーとして評価されるようになっても、自分は本来実務的な人間だから、とバンドのビジネス面に関わることに存在価値を見出し、それでいながらベーシストとしては、とてもリリカルな感じのプレイをするような人−−は、こんな事が起きるとやる気をなくして葛藤するんじゃないかな、という気がしてならないんですね。

     

    長年苦労して、成功を掴めるよう計算しながら達成したことを、あまり頭の良くない人間に、いくら努力しても再生することは出来ないレベルで台無しにされてしまう…。

    実は私のような、末端のロックファンでさえそういう経験をしている位に、ロックミュージックの周辺では、そういう事が起こりがちなんですね。

    おかげで私は、好きなミュージシャンが同じだという人を、容易に信用しなくなりましたが。

     

     


    MUSIC LIFE 特集●ジョン・ディーコン/QUEEN (シンコー・ミュージックMOOK)

     

    シンコーミュージックから出たこの本に、実家にいた高校生までのジョンは、学校では優等生で、なおかつローカルバンドのプレイヤーとして中々の腕前を発揮していて、どちらも簡単に両立させていたので「イージー・ディーコン」と呼ばれていたとか、デビュー当時の野望はアメリカに行くことだったとか書いてあるのを見ると、私の考えも、そう間違ってはいないような気がするのですが…。

     

     


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